30歳をすぎると今までに何回かスーツを着る機会が必ずあったと思います。
大学の入学式や成人式、親戚や友人の結婚式など、普段スーツを着て仕事をしない人も必ずと言っていいほど着る機会がありますよね。
こどもができると入学式や卒業式などでもスーツを着る機会が増えていきます。
今回は、最低限知っておきたいスーツの種類と
TPOに合わせたスーツ選びについて説明していきます。
この記事を読んでほしい人
- スーツに興味がある人
- どこでも着れるスーツがほしい人
- 少し大人になりたい人
- かっこいい着こなしをしたい人
- 会社の役職にある人
- 営業職の人
スーツにも適材適所がある。
そうです。スーツにも適材適所があります。一見同じように見えても違います。
形状、色、柄などにより、大きくその用途が異なります。
ビジネスの場において、あまり派手はスーツは好まれないのはわかりますよね。
ジャケット
形状:シングル、2ボタン、ノッチドラペル、センターベントを選ぼう!!
スーツ形状は大きく分けて2つに別れます。
シングル
ボタンが縦1列に並んだもので、ビジネスシーンなどで広く着用されています。
ボタンの数は2〜3つで、最近では2つボタンが主流でしょうか。
2つボタンスーツ:これを選べば間違いなし!!
汎用性が高く、一番最初に購入するスーツはこれ一択です。
こだわりがなければ2つボタンスーツを買えばまず間違いありません。
3つボタンスーツ:今は買わないほうがベター
少し前に流行ったスタイルです。
ジャケットとワイシャツ、ネクタイからなる「Vゾーン」の面積が2つボタンスーツより狭く、
よりクラシカルな印象になります。
バランスが難しく、少し古い印象になるかもしれません。
一番上はとめるように作られてない「段返り」と呼ばれるものもあります。
こちらは実質2つボタンスーツですね。
ダブル
『ダブル』は、ボタンが縦2列に並んだスーツです。
平行に並んでいるタイプとV字型に並んでいるタイプがあり、ボタンの総数によって多くのバリエーションがあります。シングルより重厚感があり、トラッドな着こなしになります。
個人的にはファッションできるか、ビジネスで着るには50代以上の社長さん等が着る印象があります。
間違っても入学式などでは着れないと思います。
各パーツの名称
ラペル
スーツの下襟部分を「ラペル」といいます。ラペルには大きく2種類あります。
ノッチドラペル:これを選べば間違いなし!!
シングルジャケットでは最も多く見かけます。
ノッチは「V字型の切り込み」を意味しており、下襟がひし形になっていて、上襟と下襟の縫い合わせ部分のライン(ゴージライン)から下襟の角の部分(剣先)にかけてまっすぐと直線上になっています。現在最も多い形です。
様々な場面において最も無難で汎用性が最も高いです。
ピークドラペル:おしゃれだけど場所を選ぶかも。。。
剣先が上に向かって尖っているスタイリッシュなデザインのラペルです。
もとはモーニングコートやダブルジャケットで使用される形状でしたが、今はシングルジャケットでも見かけることがあります。
ノッチドラペルに比べるとややカジュアルな印象にあり、ビジネスには不向きと言われる場合が多いです。
ベント
ベントとは裾の切れ込み(スリット)のことを表します。
意外と知らないベントですが、しっかり選ぶと印象がだいぶ変わります。
センターベント:これを選べば間違いなし!!
背中側の真ん中の縫い目部分に切れ込みが入っているタイプです。
さまざまなジャケットに多く採用されています。
若々しい印象で、腰まわりがシャープに見えるのでスリムシルエットとの相性が良いデザインです。
動きやすさを希望する人にもおすすめです。
サイドベンツ:優雅な印象です。
ジャケットの両脇に2つ切れ目が入っているタイプです。
ベントが2つ、複数形なので「ベンツ」ですね。
センターベンツの次によく見かけるタイプのデザインです。
歩くと裾が前後になびき、優雅で大人な印象を与えることができます。
30歳を過ぎた管理職の男性には良いかもしれません。
ノーベント:礼服です。
ベントがないタイプです。礼服に使用されていることがほとんどです。
たまにノーベントのジャケット(礼服ではない)を着用している人を見かけます。
どこで購入したのか少し気になります。
色:ネイビーが間違いなし!!定員さんには「ダークスーツ」と伝えよう!!
基本的にはネイビーが最も汎用性が高く間違いないです。
グレーもよいとありますが、ネイビーの方がよりモブ化しやすいです。
ネイビースーツを購入した後に、2着目3着目と数を揃えていく中でグレーを購入していくのがおすすめです。
普段スーツを着ていない、着慣れていない人ほどグレーのスーツを購入してしまい、
なんだか野暮ったい印象を受けたり、かっこ悪いと思ってしまうことが多いです。。。
また、ネイビーは若々しさもプラスしてくれるので非常におすすめです。
注意が必要なのは、色味が明るくなりすぎないようにしましょう。
ネイビー<ブルー、ダークグレー<ライトグレー
明るくなればなるほどカジュアルになりやすいので、スーツ購入時に店員さんとよく相談すると良いと思います。
購入時に「ダークスーツ」と店員さんに伝えうると、ブラックかチャコールグレー、ネイビーを持ってきてくれると思いますので、その中から選べばGoodです。
柄:無地かシャドーストライプがオススメ!!
スーツの柄でも楽しみたいと思いますが、基本的には無地かシャドーストライプを選べば問題ありません。
チェック柄やストライプ、柄物や生地の折込で表情が出るものなど様々ありますが、
この2パターン「無地」「シャドーストライプ」であればどんな場所でも着用できます。
無地のダークスーツであれば、お通夜などでも問題ありません。
スラックス
形状:最初はシングルを選ぼう!!
スラックスはジャケットほど多種多様ではありませんが、裾の仕上げの違いとタックの違いがあります。
スーツを購入すると、スラックスの仕上げは
「シングルにしますか、ダブルにしますか?」と確認されます。
シングル
パンツの裾を特になにもせずにそのまま裾上げするのを「シングル」といいます。
最も無難で、汎用性が高く、様々なパンツの裾上げに使用されています。
スラックスの迷ったら「シングル」(プレーン)で裾上げをすれば
どんな場面でも履くことができます。
ダブル
スラックスの裾を織り上げて仕上げることを「ダブル」(ターンアップ)といいます。
ダブルで裾上げをするとダブルの幅も聞かれますので、3.5cm〜4cmで仕上げるのがオススメです。
ボリュームがでるので、グッドイヤーウェルト製法の革靴との相性が抜群です。
スラックスに直接縫いつけて仕上げる方法とボタンで仕上げる方法があります。
タック
スラックスの上部、ベルトを通す部分の下正面にある折込を「タック」といいます。
その時の流行の影響を強くうける仕上げでもあります。
近年ではノータックが主流でしたが、ここ数年ではワンタックやツータックなどを入れ、テーパード仕上げにして着用する人もいます。
ノータック
タックなしを「ノータック」といいます。近年のスーツの基本はノータックですね。
特にこだわりがないのであればノータックを選べば間違いないと思います。
ワンタック、ツータック
タックが一つ入っているものを「ワンタック」二つを「ツータック」といいます。
1980年代はツータック、多い人だとスリータックなんて人もいたようです。w
礼服関係は今でもツータック商品があるようですが、一般のビジネススーツではほとんど見かけることがありません。
まとめ:これを選べば間違いなし!!
- 無地のネイビースーツ(ダークスーツ)
- ジャケット:シングル2ボタン、ノッチドラペル、センターベント
- スラックス:ノータックシングル仕上げ
あくまでもスーツについてです。
最も重要なのは、「サイズ選び」ですので、サイズは店員さんとよく相談しましょう!!
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