多くのサイトや口コミ、雑誌などでおすすめの革靴として紹介される
「スコッチグレイン」(SCOTCH GRAIN)
一般の人への知名度は高くないですが、革靴好きや少し革靴に興味のある人、
意識しているビジネスマンへの知名度は絶大です。
リーガルと並んで国産靴の雄と言われる存在となっています。
今回は、
なぜスコッチグレインは人気なのか。おすすめの商品は?
ということについてご説明いたします。
スコッチグレイン(SCOTCH GRAIN)
スコッチグレインは、
ヒロカワ製靴1964年から東京都墨田区の自社工場で一貫製造しているブランドです。
スコッチグレインの商品名については以前書いたのでこちら↓↓↓
スコッチグレイン人気の理由:コスパの良さ
一言。
圧倒的コストパフォーマンス
これに尽きると思います。
安いだけではない、こだわって作っていて、修理も専門で取り扱いがある。
そしてメイドインジャパン。
だから人気なのです。
こだわりと魅力
アッパー(甲革)
アッパーは社長が直接目利きして仕入れていることで有名です。
海外ではドイツ、フランスの有名タンナー、デュプイ社やアノネイ社のカーフを、
日本では姫路タンナーからカーフを仕入れるようにしているようです。
また、皮は生き物ですので、動物の血管やシワなどが発生していますが、
それらをうまく使ったアウトレット商品展開もしています。
グッドイヤーウェルト製法
履き込むほどに足に馴染む、履き心地と耐久性を重視したグッドイヤーウェルト製法でのみ
靴の製造を行っています。
職人一人ひとりのクオリティーが均一になるように生産管理しているようです。
ラスト(木型)
ラスト(木型)は長年蓄積された日本人の足のデータを基に作成しており、
日本人の足にあうオリジナルのラストを使用し、製造しています。
ワイズ展開は、3種類です。多くはEと3E展開、4Eは大きいサイズとして販売されています。
甲高の人や幅広の人には嬉しいサイズ展開ですよね。
- E
- 3E(EEE)
- 4E(EEEE)
ワイズ:サイズ表
足の親指と、小指の付け根にある骨の出っ張りをぐるりと囲ったサイズの事をいいます。
D | D | E | E | EE | EE | EEE | EEE | EEEE | EEEE | |
足長 | 足囲 | 足幅 | 足囲 | 足幅 | 足囲 | 足幅 | 足囲 | 足幅 | 足囲 | 足幅 |
cm | mm | mm | mm | mm | mm | mm | mm | mm | mm | mm |
19.5 | 201 | 83 | 207 | 85 | 213 | 87 | 219 | 89 | 225 | 91 |
20 | 204 | 84 | 210 | 86 | 216 | 88 | 222 | 90 | 228 | 92 |
20.5 | 207 | 85 | 213 | 87 | 219 | 89 | 225 | 91 | 231 | 93 |
21 | 210 | 86 | 216 | 88 | 222 | 91 | 228 | 93 | 234 | 95 |
21.5 | 213 | 88 | 219 | 90 | 225 | 92 | 231 | 94 | 237 | 96 |
22 | 216 | 89 | 222 | 91 | 228 | 93 | 234 | 95 | 240 | 97 |
22.5 | 219 | 90 | 225 | 92 | 231 | 94 | 237 | 96 | 243 | 99 |
23 | 222 | 91 | 228 | 94 | 234 | 96 | 240 | 98 | 246 | 100 |
23.5 | 225 | 93 | 231 | 95 | 237 | 97 | 243 | 99 | 249 | 101 |
24 | 228 | 94 | 234 | 96 | 240 | 98 | 246 | 100 | 252 | 102 |
24.5 | 231 | 95 | 237 | 97 | 243 | 99 | 249 | 101 | 255 | 104 |
25 | 234 | 96 | 240 | 99 | 246 | 101 | 252 | 103 | 258 | 105 |
25.5 | 237 | 98 | 243 | 100 | 249 | 102 | 255 | 104 | 261 | 106 |
26 | 240 | 99 | 246 | 101 | 252 | 103 | 258 | 105 | 264 | 107 |
26.5 | 243 | 100 | 249 | 102 | 255 | 104 | 261 | 107 | 267 | 109 |
27 | 246 | 102 | 252 | 104 | 258 | 106 | 264 | 108 | 270 | 110 |
日本人に多いワイズ
日本人は、E幅多いとされています。
最近の日本人は細身になってきているようで、Dやその上のCなんて方もいるようですよ!!
ちなみに、マイケル・ジャクソンがスリラーで着用していたローファー
G.H.BASSのローガンはDワイズです。
修理専門店舗:匠(たくみ)ジャパン
スコッチグレイン修理専門店舗の匠ジャパンがあります。
スコッチグレインの商品は他ではもちろん、この匠ジャパンでの修理修繕が可能です。
価格
グッドイヤーウェルト製法での価格の安さ!!
こだわりと魅力に対するこの価格が破格と言っていいほどです。
通常グッドイヤーウェルト製法の革靴というと、安くても2万円以上が多いと思います。
海外のコスパの良いと言われているブランドで、エントリーモデルが3万5千円〜、
セールで2万円〜といったところです。
革の価格がここ数年で高騰してきているので、スコッチグレインも少しずつの値上げはありますが、
レギュラー品のエントリーモデルが33,000で購入できます。
修理修繕費の安さ!!
そして私が最も優れていると思っているのが、修理修繕費の安さです。
先程も紹介した匠ジャパンでは、スコッチグレイン専用のソールやヒールを価格毎に選ぶことができ、
オールソール最安値が11,550円です。破格です。
他のブランドでオールソールを行おうとすると、12,000〜が多いです。
純正品でこの価格、スコッチグレインは素晴らしすぎます!!
スコッチグレインおすすめ人気モデル
スコッチグレインのおすすめ人気モデルは以下の通り。
- アシュランス
- オデッサ
- シャインオアレインⅢ、Ⅳ
それぞれ説明していきます。
アシュランス
スコッチグレインのレギュラー品で、エントリーモデルです。
ワイズ
3Eです。あまりボテッとしないのでスタイルを選ばないです。
写真はアシュランスと同じラストのアウトレットモデルSP0108です。
レビューや画像はこちら↓↓↓
形
ストレートチップ、クォーターブローグ、ハーフブローグ、フルブローグ、
プレーントゥ、シングルモンク、Uチップの7種類です。
ほとんどの形が展開されていて選びやすいです。
ソール
スコッチグレイン独自のノンスリップレザーソールが採用されています。
全体はレザーソールですが、足裏の中心部分がゴムになっており、レザーソールの
滑りやすさを改善しています。
価格
価格は税込み35,200円です。
だんだん価格が上がってきていますね。
オデッサ
レギュラー品の中でも高額な部類に入るオデッサは、
スコッチグレインの中で最も人気のモデルと言っても過言では無いと思います。
アッパーは、色によって使用する革が異なり
ブラック:ヨーロピアンボックスカーフ
ダークブラウン、ミディアムブラウン:アノネイ ベガノカーフ
ややロングノーズ気味のシルエットは非常にスタイリッシュです。
ワイズ
ワイズはEです。
私のワイズは、【EE】と【EEE】境界層の人間ですが、履くことができます。
めちゃめちゃきついという感じはしません。
写真はオデッサと同じラストのアウトレットモデルR1812です。
レビューや画像はこちら↓↓↓
形
ストレートチップ、ダブルモンクストラップ、Uチップの3種類展開されています。
オデッサでは、ストレートチップとダブルモンクが人気ですね。
ソール
スコッチグレイン独自のトップゴムレザーソールを採用しています。
革靴の履き始めはソールが固く、レザーソールはトゥ部分が削れることがほとんどです。
新品のレザーソールの革靴を購入する人の多くは購入後にトゥスチールというものを
付ける場合がありますが、オデッサ似採用されているトップゴムレザーソールは、
最も削れやすいトゥ部分を最初からゴムにすることによりトゥ削れを防止しています。
詳しくはこちら↓↓↓スコッチグレイン修理専門の匠ジャパン
価格
税込み46,200円です。スコッチグレインレギュラー品最高値です。
シャインオアレインⅢ、Ⅳ
革靴はイタリアやイギリスなど海外製品しか履かないという人でも、
雨の日用として所持している率が以上に高い「シャインオアレイン」です。
名前の通り、
「シャイン=晴れ」「レイン=雨」どちらでも違和感なく使用することができます。
国産カーフをスコッチグレイン独自の鞣し過程でフッ素加工を行い、
革本来の質感を残しつつ撥水レザーに仕上げています。
ワイズ
シャインオアレインⅢ:3E ▷ ラストはアシュランスと同じ
シャインオアレインⅣ:E ▷ ラストはオデッサと同じ
形
シャインオアレインⅢ:ストレートチップ、プレーントゥ、ハーフブローグ、Uチップの4種類
シャインオアレインⅣ:ストレートチップ、クォーターブローグ、ハーフブローグの3種類
ⅢとⅣで展開されている形が異なりますね。
※私の所有するアウトレットモデルのR1812(撥水レザー、オデッサと同じラスト)
レビューはこちら↓↓↓
ソール
スコッチグレイン独自のSGソールを採用しています。
パラブーツのソールを模した感じになっていると感じている人は少なくないと思います。w
価格
税込み33,000円です。スコッチグレインレギュラー品最安値です。
先にも書きましたが、雨天対応モデルでかつラストは人気のアシュランスやオデッサと同じなので
最強のコスパ靴ではないでしょうか。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
多くのビジネスマンを魅了し続ける「スコッチグレイン」
理由は圧倒的コストパフォーマンスですね。
おすすめするモデルについては、金銭的に余裕があればオデッサですが、
やはりシャインオアレインが最も現実的で汎用性が高いと思います。
アシュランスかオデッサ、自分の足のサイズにあった見た目の商品で、雨でも雪でも履ける
シャインオアレイン 最強です!!
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